シン・ウルトラマン前に把握しておきたい初代ウルトラマン作品(後編)


今回、シン・ウルトラマンを観るにあたって予備知識として初代ウルトラマンを観ておきたい。
でもどの回を観たらいいの?と思っている方のために、
ウルトラマンオタク歴40年以上の私Y-o-ZEROが(←何の自慢だ)解説します。
これを知っておけばオタクの人と一緒に話ができますよ。(え?やりたくない?まあそう言わずに(^^)/
前編ではシン・ウルトラマン登場確定キャラから選ぶ必須の9作品をまとめました。
(まだ読んでいない方はどうぞ)
今回ZEROのオタク目線による「注目すべき怪獣,星人の能力,特徴」というタイトルで解説します。

プラスで把握したい11作品
ウルトラマンの基本必殺技を把握するためのプラス3作品
下線のマーキングは上記にて既出した作品です。
●八つ裂き光輪使用回
「第16話. 科特隊宇宙へ」
バルタン星人2代目登場
●ウルトラアタック光線使用回
「第31話. 来たのは誰だ」
ケロニア登場
●ウルトラ水流使用回
「23. 故郷は地球」
ジャミラ登場
●リバウンド光線( ウルトラバリアー)使用回
「第37話. 小さな英雄」
ジェロニモン登場
●テレポーテーション使用回
「第16話. 科特隊宇宙へ」
バルタン星人2代目登場
<ZEROのオタク目線で解説>
私もそうですが、ウルトラマンオタクでウルトラマンの光線技が嫌いない人はいないはずです。
スペシウム光線においては最も多く使った技なので、
最初に紹介した9作品中でも(ケムール人はウルトラQなので8作品ですね)ほとんど使いますがその他、ウルトラマンのゲームでも存在する三種の神器というべき技が、上記作品で登場します。 (ちなみに私の言う三種の神器とはスペシウム光線、八つ裂き光輪、アタック光線です。)
<八つ裂き光輪>
まず2代目バルタン星人戦は、八つ裂き光輪が初めて使われます。
八つ裂き光輪についてはスペシウム光線の次に使用頻度の高い必殺技(発射ポーズもカッコよくて大好きです)なのですが、敢えてこの回を選んだ理由は、この回が初使用回というのもありますが、スペシウム光線対策をしてきたバルタン星人への奥の手のような感じで使われるため、八つ裂き光輪が一番カッコよく決まる回と言えます。(これ以降の登場の敵にはなぜか避けられたり壊されたり、なかなか決まれないんです。)手刀とともに丸ノコギリの刃の形をした光の輪が現れ敵を切り裂くカッコイイ技です。気円斬と似てますが、八つ裂き光輪の場合、より丸ノコの形をしていて回転しながら飛んでくるので、当たるとより切れそうで痛そうです。
<ウルトラアタック光線>
次にケロニア戦で使用したのはウルトラアタック光線。
これは右腕のパンチのフォームとともにリング状の(らせん状)の光線を発射する技。ゲームにはよく登場する重要な技ですが当時この技が使われたのはこのケロニア戦の一度っきりです。
魔貫光殺法を腕から出す感じです。魔貫光殺法の場合指先からまっすぐ出る光線とその周りをグルグルとらせん状に回る光線がありますが、アタック光線の場合グルグル回る光線だけです。しかも腕の周りをグルグルと回ります。
この技についての特徴は公式でも細かく記されていないため不明な点も多い光線です。
この時なぜスペシウムが効かなくてアタック光線が有効だったのかもよく分かりません。まあいろいろ説明はされてるんですけど、なんかそれって別にスペシウムでも十分燃えそうな、あと八つ裂きでも十分切れるんじゃね?と思っていしまいます。ですがアタック光線カッコイイから全然OKです。
<ウルトラ水流>
手のひらを重ね合わせるとその隙間から水が光線のように発射されるウルトラ水流。
発射スタイルはペスター戦の時とは異なりますが、ジャミラ戦の方がカッコよく決まります。これも重要な技といえるでしょう。(でもこれ設定としては空気中の水分を集めて手のひらから発射ということなのですが、あれだけの水量を発射するということは「ウルトラマンの周囲、乾燥ヤバくね?」と思いますが、まあそれは置いておきましょう。
<リバウンド光線( ウルトラバリアー)使用回>
ジェロニモン戦
で使用したリバウンド光線、ゲームではウルトラバリアーとして登場することの方が多いです。 ウルトラバリアーはエースがバキシムの火炎を防ぐために使ったシーンとして印象的ですが、オリジナルは初代ウルトラマンです。 これもウルトラマンの重要な技と言えます。
両手で空中に四角い光の線を描くと、それが鏡のようなバリアとなります。
空中に光の線を描いてバリアを作るとか当時ではとても斬新でカッコイイ技だと思いました。
< テレポーテーション使用回>
2代目バルタン星人戦で使用したもう一つの重要な技としてテレポーテーションです。顔の前で腕をクロスさせて構えて腕を開くと同時に頭のてっぺんからつま先にかけてスーッと消えていき、他の場所へされます。(他の場所に現れる時も頭のてっぺんからつま先にかけてスーッと現れます。)
いや、これ使えたらいつでもM78星雲帰れるんじゃね?と思いますが、設定としては使用するとウルトラマン自身の寿命を著しく縮めるということ。それを聞くと「ええ?逆にそんな技ここで使ってくれるの?ウルトラマン。なんて優しい人だ」と思ってしまいます。
人気の高い怪獣,星人を把握,プラス6作品
下線のマーキングは上記にて既出した作品です。
●ペスター登場回
「第13話. オイルSOS」
●ダダ登場回
「第28話. 人間標本5・6」
●レッドキング登場回
「第8話. 怪獣無法地帯」
「第25話. 怪彗星ツイフオン」
●ピグモン登場回
「第8話. 怪獣無法地帯」
「第37話. 小さな英雄」
●ジャミラ登場回
「第23話. 故郷は地球」
●ゴモラ登場回
「第26話. 怪獣殿下(前篇)」
「第27話. 怪獣殿下(前篇)」
<ZEROのオタク目線で解説>
●ぺスター
このグループの中にペスターを入れた理由は上記ウルトラ水流の別パターン発射が観れる回ということもありますが、その前に私が気になるところは今回シン・ウルトラマンで登場確定の怪獣、ネロンガとガボラに共通することは、同じ着ぐるみの使いまわしという以外にもう一つ、人間のエネルギー資源を食うというところです。ネロンガは電気、ガボラはウラン。そこに同列に並ぶとしたらこのペスターです。ペスターはオイルを常食とします。
そのため、必須ではないけど知っておいた方がいい枠にまとめました。
●ダダ
これもウルトラ怪獣の中では屈指の人気を誇る怪人です。今回シン・ウルトラマンでメフィラスの子分として登場する可能性もあるかもと思い、このグループに入れました。
ダダは人間を縮小し標本として自分の星の持って帰ろうとするなど、なかなか悪質な怪人です。
●レッドキング
これも高い人気を誇る怪獣です。
2代目は水爆を飲み込んでいたため、ウルトラマンがスペシウム光線を発射できないというエピソードだったため、そういう状況のストーリーも今回のシン・ウルトラマンで入れてくるのではないかという予想もあります。
●ピグモン
これはウルトラマンに出てくる怪獣の中で唯一人間に味方した怪獣として人気を誇る怪獣
です。
体のサイズも人間と同じくらいで、また知能も発達していて翻訳機を使えば人間と意思疎通が可能なため登場すると面白い展開になるのではないかと思い、このグループに入れました。
●ジャミラ
ウルトラマンに出てくる有名な怪獣の一つです。
しかもこの怪獣、もともとは人間、それが水のない惑星へ行って変化し、地球へ帰ってきました。
今は怪獣となっていても安易に倒せない事情のある怪獣。それも見どころかと思います。
●ゴモラ
この回のウルトラマンは一度ゴモラのパワーに押されてしまいます。そして科特隊のイデ隊員の開発した
マルス133の活躍によってウルトラマンは善戦することができるようになります。
科特隊も活躍できる回でもあります。ちなみに科特隊の最強兵器マルス133が最初に登場したのはバルタン2代目(16話)の回ですが、その威力はウルトラマンのスペシウム光線と同等。
って、え?そんな設定にしてしまうとウルトラマン要らなくね?と思ってしまいます。
恐らくバルタン星人が苦手とするスペシウムと同じ、もしくはそれと同等の成分が含まれてるという意味であって、破壊力までスペシウム光線と同等ではないのだと思われます。
ウルトラQからも把握したいプラス2作品
下線のマーキングは上記にて既出した作品です。
●セミ人間
「ウルトラQ第16話. ガラモンの逆襲」
●ガラモン
「ウルトラQ第13話. ガラダマ」
「ウルトラQ第16話. ガラモンの逆襲」
<ZEROのオタク目線で解説>
さて、ウルトラマンではなくウルトラQの中からも気になるキャラ、3選。ケムール人(上記最初の9作品にて既出)セミ人間、ガラモンです。
●セミ人間
まず、セミ人間を抜粋した理由はこれも着ぐるみつながりです。そう、あの有名なバルタン星人の着ぐるみの使いまわしだったのです。元々はこのセミ人間がベース、これを改造してバルタンに。
いや~、しかし凄いですね。そうやって使いまわしのツギハギで出来たバルタン星人がウルトラシリーズで最も有名な敵として人々に認識されるのですから。
確かに2代目のバルタンよりもセミ感が強くてキモくカッコイイです。その元祖となるセミ人間の回、観ておきたいですね。
●ガラモン
そして最後はガラモン、これは改造して使ったというよりそのままピグモンとして流用されました感じですね。ピグモンの方が若干首が長くなっていますが、全体的なデザインとしてはほとんど変わってないです。
本当はセミ人間とケムール人だけでもよかったのですが、セミ人間と同時にガラモンも登場するので追加しました。
今では皆さんからはかわいいイメージとして定着されているピグモンですが、最初は巨大な恐ろしい怪獣ガラモンとして登場していたということです。
その他見どころ
シン・ウルトラマンのテーマ曲
米津玄師さん作曲「M八七」について
<ZEROのオタク目線で解説>
今回、米津玄師さんが主題歌担当と聞いた時、初めは
「え?あの米津さんが?大丈夫かな〜。ちょっとダークな感じの曲のイメージがあるからなー」
と、思っていましたが、いざ予告動画を見たとき
「え?このバックで流れてる曲何?カッコイイー、
え?まさかこれが米津さんの作った曲?なんて爽やかでいい曲。」
と思い、早く映画館で聴きたくなりました。
40代のウルトラマンオタクである僕にもこの曲は刺さりましたよ。
なので早速Amazonさんで予約しましたよ。
ウルトラ版では特典としてレーザーカプセルがついてくるんです。
え?レーザーカプセル?初代ウルトラマンが変身道具として使っていたのはベーターカプセル。
今回シン・ウルトラマンではそれをレーザーカプセルと呼ぶのでしょうか、そのあたりの記載がないんです。買ってのお楽しみということでしょうかね?気になる人はアマゾンさんを確認してくださいね。

