さようナラ旧奈良監獄

10月27日は旧奈良監獄最後の完全公開ということで、「奈良矯正展」に行ってきました。
11月からホテルへの改装工事が開始されるということでこれが本当に最後の公開日でした。

建物は赤レンガ造りでなんとも異国情緒あふれる雰囲気があり、
とても広い敷地、しかも無駄な造り。

特に無駄なのが中央から放射状に45度ごとに5棟建てられてる収容棟。

「え?これ普通に横並びに建てたらもっとスペースを有効利用出来るんじゃね?」
「棟と棟の間にある三角形の庭とかめちゃ使い勝手悪そうやし。
日当たりも棟によって差が出るので庭の植物も育ちにくいし。」
と思わせる構造。

建物内に入ればその無駄な造りである意味が分かりました。

と言うのは、これは中央の見張り台から1人の監視員が全ての棟の廊下を監視できるからです。

なるほど、よく考えられてますよね。
造られたのは明治時代なので現代のような便利な監視カメラはないのでそうやって監視してたのですね。
(いや、囚人は廊下から逃げるとは限らないですけど、廊下で囚人同士が問題起こした場合はすぐに発見できますね。)

なかなか見応えがありました。
ちなみに余談なんですがこの建物を出る時、客用のトイレをお借りしたのですが、なぜか仮設トイレでした。

「え?俺ら客の扱いって囚人以下?」

と思ってしまいましたが、ちょうど改装工事前なので仕方がないですね。

この建物、改装してしまうのはちょっと寂しいですがオシャレなホテルに生まれ変わってほしいです。
とは言っても現状はなるべく維持しつつ独房数部屋を繋げて1つの客室にするといった改装がメインなので全く別物に生まれ変わるという訳ではないそうです。
まあそこは星野リゾートさん無印さん参入なのでまず、間違いないオシャレなホテルに生まれ変わると思います。
その時にまた見に行きたいです。

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